2009年01月18日

欧州議会と中国

1月14~16日にTDFからCRIの中国語と英語番組がDRM放送としてノーカットで再送信された。

何故この時期にと思われたが、そこには中国の外交手腕のしたたかさが見て取れる。丁度1月12日から15日まで欧州議会全体会議が開催されていたのである。毎月4日間開催される議会で様々な決議がされるが、この中で、ユーテルサットが中国の圧力で衛星中継を中止させられたことに関し、再開を求める声明が可決されている。

このニュースが日本で報道されたかどうかは知らないが、フランスメディアが完全に中国化されている一つの証とも取れる行動となった。
すでにEUの殆んどの国でCRIの番組が中継されており、まもなく迎える新年(春節)に向けますます攻勢を強めている。毎年衛星テレビ(CCTV)での共産党を賛美する洗脳番組が増える時期でもある。マスコミがいつも使う憶測記事風に書けば「TDFから放送する事によって開かれた中国をアピールする狙いがあるものと思われる」となる。

何も洗脳番組は中国だけではない、NHKを始め民放もやっている。あの「冬ソナ」に代表されるように、韓国の悪いイメージを払拭しようと韓流ブームなるものを作り出しオバサン連中を洗脳するのに成功している。
これに意を良くしたのか今やこれが日本のテレビ局かと思えるほど韓国・朝鮮語番組が増えている。

Posted by Hiroshi at 20:55│Comments(0)Europe
上の画像に書かれている文字を入力して下さい