なじみの少ない言語ではあるが、民族紛争絶えないことからタミル語の地下放送と言われる局は幾つも存在する。スリランカはインドの南に位置する、「インド洋の涙」と呼ばれる島国、1972年独立するまではセイロンと言われていた。この名は今も紅茶でお馴染みである。北部タミル族の独立をめぐり、DWの中継所もよく紛争に巻き込まれたことも記憶に新しい。
1997年8月に放送を始めたIBC Tamilはロシア中継でよく聞こえていたが、3年ほど前からDTK中継に、今は0000から6175kHzで毎日放送されている。タミル語地下放送では短波で放送している唯一の局だ。3日は特に受信状態が良く一時間入感していた。毎月第一・第二月曜日には約10分間の英語ニュースもあるらしい。
この局を含め、他の局は衛星ラジオで24時間放送を行っており、インターネット放送でタミル音楽を堪能出来る。
IBC Tamil
ITR International Tamil Radio
ITR Tronto
ITR Europe
TIR Tamil International Radio
ETR Europe Tamil Radio
Voice of Tigers
Tamil WebRadio
スリランカの平和を脅かす武装テロ集団Liberation Tiger of Tamil Eelam (LTTE)「タミル・イーラム解放のトラ」をめぐる紛争はいつまで続くのか。今年1月2日にも子供ら14人が、殺害されたと国連は伝えている。仏壇と、神棚が同居する日本の宗教観では理解を超えるものがある。