2012年04月16日

4月15日しおかぜ

15日日曜日、1300台の9950kHzはジャミングが強力だ、朝鮮語放送はほとんど受信不可能、1330の日本語は幾分良くなり何とか聞き取り可能である。この一週間、今日まで同じ番組である。

1330からの「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングは6015kHzの影響があるのみで、よく聞こえている。
さる4月4日に行われた一万キロ現地調査第7回神奈川県の様子が放送されている。
河嶋功一さんが失踪した横浜市金沢区の下宿近辺の調査、神奈川の失踪は米軍・自衛隊との関係がみられるケースが多く注目されている。
八尾恵(よど号犯柴田泰弘の妻、有本恵子さんら欧州での拉致に深く関与)が偽名で居住したマンションと経営していたカフェバーなどの調査。
特定失踪者の齋藤正治さんの弟さん、斎藤良治さんのメッセージ、失踪前に住民票が何度か移されていることは不自然とされている。
特定失踪者の寺島佐津子さんのお母さん寺島イツ子さんのメッセージ、
特定失踪者の大澤孝司さんの兄さん、大澤茂樹さんからのメッセージ。この後、横田滋さんからのメッセージも出ている。
続いて北朝鮮をめぐる周辺国の動きについて。1345頃このあたりだけジャミングはうるさく聞き取れない。
救出への道はいつもの家族会からのメッセージ。1352:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400からは同内容の朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「荒城の月」と「かもめの水兵さん」の2曲で始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年ヨーロッパで行方不明、これもよど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。ふるさとからのメッセージなどもこれまでの内容と全く同じである。2011年11月18日のお兄さんからの手紙が代読されている。
今日の一曲は1979年のヒット曲、クリスタルキングの「大都会」、今週から、懐かしい日本の歌と今日の一曲が新しい組み合わせになっている。これらの曲自体は一年前に放送されている。

この番組は3月28日と同じである、本当なら4月6日にも出るはずだったが、この日は前日と同じ番組が流された。
「しおかぜ」は八俣から送信されているが、今年度も引き続きここから送信されることが決定している。NHKのサイトにもその議事録が載っている。参考のためその一部を少しだけ。

特定失踪者問題調査会による八俣送信所の送信設備等の使用の期間延長について

 特定失踪者問題調査会の行う北朝鮮拉致被害者向け短波送信「しおかぜ」のために、KDDIが所有しNHKが包括的使用権を有する八俣送信所の送信設備等の使用を、同調査会に認めてきました。平成24年度上半期も引き続き使用を認めることとしたいので、審議をお願いします。
 送信設備等を「しおかぜ」に使用させることについては、NHK、KDDI、同調査会の3者の合意に基づき、平成19年3月26日から24年3月25日までの5年間にわたり、半年ごとに期間を延長することによって、これを認めてきました。このほど、同調査会からあらためて、送信設備等の使用期間を延長させてほしいとの申し出がありました。これについては、NHKの業務に支障はなく、費用負担等も生じないことが確認されたことから、人道上の見地により可能な範囲での協力として、これまでと同様に、24年10月28日まで使用を認めたいと思います。
 万一、NHKの業務に支障が生じたときは、3者で締結した確認書に基づき、NHKはいつでも「しおかぜ」の送信停止を求めることができます。これを担保するための覚書を、あらためて3者で締結することとします。

単純にこれだけ読むと使わせてやってるからなということが見え見え、こんなところにもNHKが拉致事件報道をやらない本質が見て取れる。
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