今週で通算406週目の放送、1300の9950kHz台湾送信はクリアーに聞こえている。前半朝鮮語、後半日本語である。拉致問題インフォメーションは3月31日の定例記者会見での菅官房長官の発言から。同じく山谷拉致担当大臣から5月開催のワシントンでの会談やニューヨークでのシンポジウムについての案内。
ニュース解説は「4月9日最高人民会議開催」について、核開発は放棄しないという立場を維持している。拉致問題解説は拉致問題の解決に向けた日本政府の姿勢と取組体制について。
「日本政府は、総理大臣を本部長、拉致問題担当大臣、内閣官房長官及び外務大臣を副本部長とし、すべての国務大臣を構成員とする拉致問題対策本部を設置しています。対策本部においては、拉致問題に関する対応を協議し、同問題の解決のための戦略的取り組み及び総合的対策を推進しています。
拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、その解決なくして日朝の国交正常化はあり得ません。
日本政府は、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、全力を尽くします。」
故郷の声は松木薫さんへ、弟の松木信弘さんからのメッセージで2015年2月24日収録。
今週の一曲は、朝鮮語は槇原敬之「どんなときも」、日本語は1972年にヒット曲吉田拓郎の「結婚しようよ」である。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングは出ていないが、5kHz下からのスーパージャミングが若干影響している。しかし八俣の電波は強力である。受信状態は良好である。月曜日は拉致被害者失踪者の氏名生年月日が日本語で読み上げられている。すべてこれまでと同じ内容である。
1430の「故郷の風は9960kHz、ノイズジャミングはない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2014年12月収録のメッセージが出ている。 メッセージ内容が3月7日放送分から新しい内容になった。36年前のカセットテープが発見され、肉声を聞くことができたことなど。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人松永雅子さんからのメッセージは2014年10月の収録、結婚式でのお祝スピーチを録音したテープが見つかりちょっとした話題に、36年前のるみ子さんの声を聴くことができたと話している。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2015年4月3日と同じである。