2012年12月04日

12月3日ふるさとの風

12月最初の月曜日、週始めはいつもいくつかの周波数変更が行われる。1200からの自由北朝鮮放送と自由朝鮮放送が7595と7485kHzへ動いている。

3日月曜日からは通算282週目の放送、1300の9950kHzは台湾送信なので早くからキャリアーを出している。ジャミングはスキップしているのだろう、全く聞こえない。電波は強く朝鮮語放送が良好に聞こえている、フェージングの谷ではややノイジーな感じだ。
1330は日本語放送、北朝鮮人権集会開催の案内から。拉致問題インフォメーションはモンゴルで開催された日朝首脳会談の概要について。
ニュース解説は12月3日の収録で、北朝鮮の実用衛星の打ち上げについて。人工衛星と称する近距離弾道ミサイル打ち上げに伴い、北京での会談が中止。若干信号も下がり気味か。
ふるさとの声は松本京子さんへ、お兄さんからのメッセージで2011年10月19日収録、このメッセージは1430の放送にも使われている、いずれも内容は同じもの。
今週の一曲は1980年のヒット曲、沢田研二の「恋のバッド・チューニング」、これも先の朝鮮語も同じ曲が出ている。台湾送信9950kHzでの録音から。

同じく1330の「しおかぜ」は6135kHz、月曜日は拉致被害者、失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。ジャミングは殆んど聞こえない、6125kHzのかぶりをカットすれば概ね良好に聞こえている。

1430のパラオ送信はこれで三日続けてQRT、この事実を日本政府は知っているのだろうか。今日も9950kHzは何も出てこない。
この後9975と9965kHzも聞こえない。

1600の「ふるさとの風」は9780kHz、昨日のような弱いことは無く聞き取りは十分可能である。懐かしい日本の歌は「チューリップ」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。北朝鮮は1993年9月4日死亡としているが、にわか死亡通知書で不審だらけ。北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、お兄さん市川健一さんご夫妻からのメッセージで2011年10月20日収録。この後、中学生時代の友人などからのメッセージ2007年収録も出ている。
今日の一曲は1971年のヒット曲、トワ・エ・モワ(TOI ET MOI)の「愛の泉」、この曲は2011年6月以降今週の一曲でも使われている。

遠い北国の森 愛の泉があった
その泉の前で 二つの影は出会う
水鳥たちが遊ぶ 愛の花咲く岸部
その泉の前で 愛は結ばれる

若者は少女に 首飾りを贈った
それはそれは 二人だけの愛のしるし
二人が歌いだせば 魚たちが踊った
二人が泣いた時 泉は嘆いた

夢の中で少女は 若者の胸に
二つの二つの 白い鳥は空に消えた
遠い北国の森 愛の泉があった
今そこに残るのは 愛の首飾り

この歌から信号レベルが上昇、9880kHzのVOR並みの強さになった。この番組は3月26日、4月4日、13日、22日、5月1日、10日、6月6日、15日、24日、7月3日、12日、21日、8月8日、26日、9月4日、13日、22日、10月1日、10日、19日、28日、11月6日、24日と同じ内容である。

2000の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミング、混信はない。まだ信号は弱いが、聞き取りは十分可能である。1330と同じ番組で、失踪者の氏名が読み上げられている。
2024過ぎにジャミングが出てきた、2025に一段と強くなってきた。2028:40に「日本政府からのメッセージ」が出ている。2042過ぎにもう一波強力なジャミングが出て完全につぶされてしまった。ジャミングは2104:53に止まった。
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