2007年01月15日

ノイズ・雑音

人によっては、他人がしゃべること自体が雑音だという変人も居るらしい。ここで言う雑音はラジオ放送を聴く際に障害となる人口雑音のことである。
いまさらラジオを聴く人が居る?という聞き方をするのはごく少数だ。ラジオ深夜便を聞いている人が結構多いらしい。深夜便が聞こえないほどの雑音が出ていれば社会問題にも出来るが、われわれが聴いているとんでもない放送が聞こえないといったところである意味誰も相手にしてくれない。
そこであの手この手で如何にしたら快適な環境にするか、大げさではないが実際にいつも体験し実施している対策が幾つもある。
一般論として、最大の雑音源はテレビ、もちろんこれ以外にもあらゆる電気機器が雑音を出している。テレビの雑音は本体から出ている以外にもアンテナ線を介してより広範囲に撒き散らしている。これを防ぐ手立てはあるのだが、既設の住宅では費用面を含め問題もある。
先日地デジテレビを設置した先で、アンテナ系統の改修もやった。3階建てALC造りの戸建である。BS・アナログ・デジタルすべてを各階・部屋で見られるようにした。既設の埋め込みケーブルの入れ替えが出来たのでそれも実施、当然直列ユニットも全数交換、各部屋のアナログテレビへの接続ケーブルもすべてF接栓に。
これで何が一番変わったかといえば、テレビがきれいに映る事は当たり前だが、今まで部屋の中で聞いていた中波放送に全く雑音が出なくなったことだ。持参した2001Dで短波帯も聴いてみた、ここも全く雑音がない、実に静かである。
ここで大切なことは、使用する材料である。同軸ケーブルは地デジ対応の二重シールド、接栓は中心コンタクト付を使うことである。たしかにF接栓でなくともワンタッチプラグでもテレビは映る、しかしシールドが不完全なため雑音を撒き散らす一因となりうる。
直列ユニットも、上り信号カットフィルター付を使うと効果がある。
過去にもCATVセットボックス設置に際し、既存のケーブルを軽く引っ張ったところ、簡単に線だけが抜けてしまった事例がある、これなど普通の5C2V用の接栓だったためによくあることだ。手抜きとまではいえないが、業者によってはコストの安い簡易型を使っているのも事実だ。
地デジ受信のために改修工事をしても、埋め込みの直列ユニットにいたっては交換すらしてないのもよく見受ける。民間のマンションなどでよくあることだ。テレビさえ映れば善しと言うわけである。
しかし中にはきちんとした工事をしているところもある、当たり前のことだが・・・。築40年のある県営住宅、このほど地デジ対策が完了し見られるようになった、ここなど実にきちんと工事がされており、7階建ての5階でラジオを聞いてみたが雑音は殆ど分からない。CATV共聴で、これ一本で電話もネットもOKというものだ。
Posted by Hiroshi at 09:07│Comments(0)
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