2015年04月11日

4月10日ふるさとの風

1300代の9950kHz、ジャミングは全くない、聞こえない。信号は強いが変調が浅く感じ、聴感的に不利である。この時間9965kHzではパラオからの永保放送が出ているが、信号が弱いにもかかわらずよく聞こえている。
今週の一曲は朝鮮語が 岡本真夜の「TOMORROW」、日本語は1973年のヒット曲小柳ルミ子の「春のおとずれ」である。1357周波数アナウンス終了とともにキャリアーオフ、今週は終了のテーマ曲が出ない。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、Pipジャミングも出ているが、6015kHzのスーパージャミングの影響のほうが大きい。10日金曜日は朝鮮語で30分番組が2回繰り返されている。八俣の電波も協力でおおむね受信状態は良好である。
1230-1330の15590kHz、「自由北朝鮮放送」はジャミングがまだ出ていない、受信状態は良好である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの電波はそれなりに強い、ジャミングはないがFSK波が若干強い。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。再放送されるローテーションが変わっている。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。このあと斎藤文代さんから、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録した新しいメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2015年3月15日、24日、4月2日と同じ内容である。一部メッセージを入れ替えた新しい内容である。曲の組み合わせは従来と同じである。
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