その昔短波誌が市販されていた時代にも書いてあった記憶がある。周波数に限らず、単位のアルファベット表記の方法である。どんな書き方をしても分かればいいじゃん、というのは論外として、知らずに漫然と書かれているのを良く見かける。
そのひとつがkHzの書き方、kは小文字で書くのが正しい。MHz、GHzは大文字。実際に、使用している受信機などの取説を見ても、kHzと書いてある。中にはパソコン関連のメーカーで大文字で書いてあるのもあるが、なんとなく信頼性に欠けるような思いがする。
デジタル表示が当たり前になって、受信周波数も10Hz単位まで表示する機種が多くなった。なかには1Hzまで表示するものさえある。しかし実際に、9704.123kHzで聞えたと言われても手元にはそこまで正確にわかる受信機は持ち合わせていないので、アそうというほかない。
アナログ時代にはありえない周波数表示が出来るようになった。9705AkHzという書き方が出来なくなった。