1300代の朝鮮語と日本語放送、9705kHz以外はジャミングもなく受信状態は良好である。パラオ送信も昨日のような停波もなく正常である。今日から新しい内容である。まず「ふるさとの風ニュース」から、6月29日G20経済金融サミットにおける議長国日本、安倍総理の挨拶から。
大阪の地に世界中からリーダーをお迎えし、我が国が初めて議長国を務めるG20サミットを開催できたことを、大変、嬉しく思います。
「世界は結束できる」。
そう信じて、精一杯、議長役を務めてまいりました。様々な課題について、一気に解決策を見出すことは、難しい。それでも、本年のサミットは、多くの分野で、G20諸国の強い意志を世界に発信することができたと思っています。
どの国にとっても、WinーWin、そして、未来に向けて持続可能な成長軌道をつくる。私の思いは、その一点でありました。
今、世界経済には、貿易を巡る緊張から、依然として下振れのリスクがあります。こうした状況に注意しながら、更なる行動を取り、G20は、力強い経済成長を牽引していく決意で、一致しました。
グローバル化が進む中で、急速な変化への不安や不満が、国と国の間に対立をも生み出しています。戦後の自由貿易体制のゆらぎへの懸念に対し、私たちに必要なことは、これからの世界経済を導く原則をしっかりと打ち立てることであります。
自由、公正、無差別。開かれた市場、公平な競争条件。こうした自由貿易の基本的原則を、今回のG20では、明確に確認することができました。
他方で、WTOの改革は避けられません。グローバル化、デジタル化といった近年の動きに、WTOは必ずしも対応できていない現実があります。
ビッグデータ、AI、第四次産業革命が急速に進む時代にあって、付加価値の源泉であるデータについて新たなルールづくりが必要であり、今回のサミットの重要なテーマでありました。
今回、トランプ大統領、習近平国家主席、ユンカー欧州委員長はじめ、多くの首脳たちと共に、「データ・フリーフロー・ウィズ・トラスト」の考え方の下に、新しいルールづくりを目指す「大阪トラック」の開始を宣言いたしました。
プライバシーやセキュリティを保護しながら、国境を越えたデータの自由な流通を確保するための、国際的なルールづくりをスピード感を持って進めてまいります。これは、WTO改革の流れにも新風を吹き込むに違いありません。
世界経済の8割を占めるG20は、持続的な成長のために、大きな責任を有しています。地球環境問題は、一部の国々の取り組みだけでは対応することが困難な課題であり、世界が共に取り組んでいかなければなりません。
一昨年のハンブルク、昨年のブエノスアイレスでのG20サミットにおける努力の上に、環境と成長の好循環の実現に向けて世界が共に行動していくことが重要である。今回、こうした認識で、G20として一致できた意義は、大きいと考えています。
海洋プラスチックごみも、一部の国だけでは解決できない課題です。そうした中で、G20が結束して、新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪・ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有できたことは、この問題の解決に向けた大きな一歩であると考えています。
その実現に向けた具体的実施の枠組みでも合意しました。我が国は、これまでの技術や経験をフル活用し、途上国の廃棄物管理や人材育成支援を行い、世界の取り組みに日本らしい貢献をしてまいります。
国際社会の様々な課題に、首脳たちが直接話し合うことで、解決策を見出すことができる。国と国の間の問題も、その解決に向けて歩みを進めていくことができる。
このサミットの機会を生かして、私も20名を超えるリーダーと会談を行います。本日も、この後、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を行う予定です。
EUとの首脳会談では、東北の安全な農産物、水産物について、規制緩和への大きな動きがありました。被災地の復興に協力して下さる多くの国々に、改めて、感謝申し上げます。
世界の大きな関心である米中貿易摩擦について、一昨日、習近平国家主席と、昨日はトランプ大統領と、それぞれ話をしました。私からは、世界第一位、第二位の経済大国が、建設的な議論を通じて、安定した経済関係を構築していくことが、極めて重要であると申し上げました。
こうした貿易摩擦や地域情勢について、このG20の機会を生かして、首脳同士が直接会って胸襟を開いて話すことで、歩み寄っていける。日本として、できる限りの役割を果たしていく考えです。
グローバル化は、経済の成長を後押しする一方、そこから生じる格差の拡大にも、G20はしっかりと向き合い、成長の果実を社会の隅々にまで浸透させなければなりません。
教育の充実は、持続可能な経済成長への最大のカギです。全ての女の子が少なくとも12年間の質の高い教育にアクセスできる、そうした世界を目指していく、その決意を、G20の首脳たちと確認しました。
日本は、これからも途上国における女子教育の拡大に役割を果たしていく考えです。2020年までの3年間で、少なくとも400万人に上る途上国の女性たちに、質の高い教育、人材教育の機会を提供していきます。
世界では、対立ばかりが強調されがちな中にあって、共通点や一致点を見出していく。「日本ならでは」のアプローチで、この大阪サミットでは、世界の様々な課題に対し、G20が一致団結して力強いメッセージを出す。そして、具体的な行動へと移していく大きなきっかけにすることができました。
最後となりましたが、今回のサミット開催に当たり、多大な御協力をいただきました御地元の皆様。「人情の街」大阪らしい、温かいおもてなしで迎えていただいたことを、心から感謝申し上げます。
私からは、以上です。
ニュース解説は6月30日板門店での米朝首脳会談について。現職の大統領としては初めて北朝鮮へ足を踏み入れたこと、このことは歴史的でもあり、米朝は戦争状態ではないということである。
「今週の一曲」朝鮮語は無し、日本語は1979年のヒット曲、桑江知子の「私のハートはストップモーション」、2017年10月以来の登場である。
「ふるさとの声」は5月19日東京での国民大集会から、菅義偉官房長官兼拉致問題担当大臣の挨拶が出ている。
1300の「しおかぜ」は6070kHzにジャミングが出てきた、5935kHzへのジャミングはわからない。月曜日は日本語放送で、拉致被害者、失踪者の氏名生年月日の読み上げである。
1405の6070kHzはジャミングが出ている、5980kHzはクリアーである。開始と終了はしおかぜのアナウンスで番組本体は、先週7月1日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。受信状態は良好である。
1430の「ふるさとの風」は台湾送信の9450、9560kHz、パラオの9960kHzの3波とも強力である。いずれの周波数もジャミングは全くない。懐かしい日本の歌は「シャボン玉」で番組開始。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんから、2019年2月に収録したメッセージである。続いて2018年12月8日に熊本市で開催された北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会における挨拶から。弟松木信弘さんからも2019年2月収録のメッセージである。
今日の一曲は、ミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2019年3月25日、4月16日、26日、5月6日、16日、27日、6月7日、17日、28日と同じ内容である。
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