2019年03月05日

Radio Sinit Eritrea

日本にはあまりなじみのない国だが、ここも国境紛争やイスラム過激派組織を支援しているなどとしてエリトリアは非難されている。また一党独裁に反旗を翻す組織が放送を通して攻勢を強めている。
昨年12月にフランス送信で、米国の民間団体が短波放送を始めたRadio Sinit Eritreaなる局もその一つ。毎週土曜日0500-0600の一時間、現地時間では8時から、TigrinyaとArabicが各30分出ている。

3月4日付で更新されたHFCCリストでは、この放送と思われる周波数が追加されている。朝の放送に次いで、夜の放送が月・土の1700-1730に15390kHzで行われる可能性が高い。

  
Posted by Hiroshi at 22:13Comments(0)Africa/ME

2019年03月05日

3月4日ふるさとの風

4日1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は3波ともよく聞こえている。ジャミングはわからない。今日からまた新しい内容である。「ふるさとの風ニュース」は2月20日安倍総理の会見から、トランプ大統領との電話会談について次のように述べた。
「トランプ大統領と電話で首脳会談を行い、来週予定されている2回目の米朝首脳会談に向けて、対応方針について日米でじっくりと、そして緊密にすり合わせを行いました。
 核・ミサイル問題、そして拉致問題の解決に向けて、日米であらゆるレベルで一層緊密に連携していくことで一致したところでありますが、特に拉致問題については、トランプ大統領と、より時間をかけてしっかりとお話をいたしました。
 昨日、拉致被害者の御家族の皆様とお目にかかり、その切実な思いを伺ったわけでございますが、いかに御家族が再会を希望しているか、帰国を希望しているかという気持ちも含め、トランプ大統領に協力を要請したところでございますが、トランプ大統領も私の話に耳を傾けてくださり、私がいかに拉致問題を重視しているかということが自分もよく理解できた。だから私も拉致問題を重視する。ということを明確に述べていただいたところでありまして、前回同様、協力を約束してくれたところでございます。
 そして、首脳会談終了後に再び電話でこの首脳会談の結果等について報告していただけることになりました。
 この会談が核・ミサイル、そして重要な拉致問題の解決に結び付き、東アジアの平和と安定につながっていくことを強く期待しておりますし、そのために更に日米で緊密に協力していきたいと思っています。」

ニュース解説は2月27日の米朝ハノイサミットについて。
ふるさとの声は、2月9日に東京で開催された「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」における特定失踪者生島孝子さんの姉、生島馨子さんメッセージである。
今週の一曲、朝鮮語は1997年のヒット曲Le Couple (ル・クプル)の「ひだまりの詩」、昨年9月にも登場している。日本語放送はなし。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、激しいパルスジャミングが出ているが、約900Hzのキャリアーを切ればクリアーに聞こえている。月曜日は失踪者の氏名生年月日、失踪年月、年令などの読み上げが出ている。
1405の「しおかぜ」も6085kHzである。開始と終了はしおかぜのアナウンス、番組本体は先週2月25日1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHzがよく聞こえている。台湾送信の7295kHzもジャミングはわからないが上下からの被りが強い。9560kHzは聞こえない。
懐かしい日本の歌は「シャボン玉」である。2017年10月以来の登場である。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、平壌で生活していると伝えてきた。その後よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんのメッセージ、2018年12月8日に熊本市で開催された北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会における挨拶から。続いて弟松木信弘さんからも2018年2月収録のメッセージ。
今日の一曲は、ミュージックボランティア、うらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、松木薫さんへの思いを込めて作られた曲である。この番組は2019年2月1日、11日、21日と同じ内容である。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze