2019年02月03日

2月2日「しおかぜ」

2日、1300の「しおかぜ」は7345kHz、ジャミングはわからない、CNR1の混信は比較的弱く、ほぼ聞き取り可能である。先週と同じ番組が出ている。
いつものように緊急放送メッセージから出ているが、内容が先週から変更されている。
「この放送を船の上で聞いている皆さん、日本へ船でやってくる場合、皆さんは当然危険を冒して日本を目指されるものと思います。無事願いが叶うようお祈りしています。皆さんが無事日本で保護されるために日本の近くに来たら次のことを守ってください。まず武器麻薬などを持っていれば犯罪者として扱われます。皆さんの近辺が危険になります。北朝鮮を脱出するとき必要であったとしても、日本へ着く前にすべて海に捨ててください。皆さんから攻撃されない限り、日本の警察も海上保安庁も軍も皆さんを攻撃することはありません。
警察官、海上保安官など上陸した場所にいる人の指示に必ず従ってください。日本では犯罪を犯さない限り皆さんは保護されます。また拉致被害者など日本に関係のある人が乗っている場合、それを伝えてください。拉致被害者についての情報をお持ちの方はそれを伝えてください。これは一度だけではなく、警察にも海上保安庁にも、あるいは近くに一般の人達がいれば、それらの方々にも繰り返し伝えてください。
拉致被害者が乗っていれば、あるいは拉致被害者に関する情報があれば日本政府は皆さんに対して、それにふさわしい待遇をします。しおかぜでは船で日本を目指す方々のためにも、逐次情報を提供します。ぜひ今後も、しおかぜをお聞きください。」

ニュースはまず北朝鮮からの漂着船について。相次いで生存者の乗った船が漂着している、明らかに日本を目指してやってくる工作員かもしれない。
続いて金正恩の母親の映画について。本来1月8日は誕生日であるはずだが、それを祝うことはできない。母親、高英姫が在日であることから公にできないためだ。今年の誕生日は北京に呼びつけられ誕生日どころではなかった。
救出への道コーナーは増元輝明さんのお話。
1322:45に日本政府からのメッセージとして、横田滋さんの2015年2月に収録したメッセージが出ている。1324:55に再び開始時と同じ内容の「緊急放送メッセージ」が出ている。番組最後は連絡先私書箱などのアナウンスで放送終了。

1300代の朝鮮語と日本語放送は3波とも聞こえている。ジャミングはない、概ね受信状態は良好である。この時間は毎日同じ番組である。
今週の一曲、朝鮮語は1975年のヒット曲かまやつひろしの「我がよき友よ」、昨年6月にも登場している。日本語放送は、1975年のヒット曲、イルカの「なごり雪」、この曲も昨年3月の登場している。
ふるさとの声は昨年10月27日に松山市で開催された「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から、大政由美さんのお母さん大政悦子からのメッセージ。同じく作文コンクールで最優秀賞に入賞した松山市の中学生の朗読が出ている。

1430の「ふるさとの風」は7295kHzが1435まで「しおかぜ」につぶされている。9960kHzは良好である、しかし9560kHzは弱く音にならない。懐かしい日本の歌は「月の砂漠」である。この曲自体は昨年2月以来である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2018年12月8日に熊本市で開催された北朝鮮拉致問題解決に向けた講演会から。続いて2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での訴えから。2015年日本政府制作のビデオメッセージから。
今日の一曲は1月22日と同じで、1976年のヒット曲「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze