2018年07月08日

7月7日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は7215kHz、混信もなく受信状態は極めて良好である。ジャミングは依然として6165kHzに垂れ流しである。
土曜日は日本語放送から、先週と同じ番組が出ている。いつものように緊急メッセージから。まず北朝鮮の非核化について。6月12日の首脳会談以前から、現体制維持では核廃棄は絶対にありえないという話。太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の話として5月14日ワシントンポストからの引用。悪魔だと思っていたが、会ってみたら君主にも見えるという。
続いて、金正恩の母親、高英姫について、東京新聞五味洋治さんの著書「金正恩狂気と孤独の独裁者のすべて」から、北朝鮮では公表されていない在日朝鮮人の母親について、先回の続きである。
救出への道コーナーは、拉致被害者増元るみ子さんの弟増元照明さんの話し、拉致問題は解決積みという態度を崩さない北朝鮮、拉致被害者を返さない限り国交正常化など絶対にありえないという内容など。1323:33に「日本政府からのメッセージ」が出ている。最後のスケジュールは依然として30分遅い時間をアナウンスしている。後半1330は朝鮮語放送である。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、この時間もジャミングはまだ6165kHzに垂れ流しが続いている。八俣からの電波は極めて強くクリアーに聞こえている。

1300の「イルボネパラム」は9465kHzが強い、9900と9940kHzは若干弱い。しかし3波ともジャミングはなく受信状態は良好である。
1330の「ふるさとの風」は9705kHzが強い、9455と9950kHzも信号強度はあるものの音量が小さい。この時間はどちらも毎日同じ番組が出ている。最後の周波数アナウンスは台湾送信一波のみである。

1430の「ふるさとの風」は3波とも良好である。中でも9560kHzが最も強い。9450kHzもよい変調である、パラオの9960kHzは強力である。懐かしい日本の歌「春の日の花と輝く」で始まった。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。当時24歳であった。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での訴えから。続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージに収録されている、同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、この曲は1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2018年3月17日、26日、4月14日、24日、5月4日、16日、26日、6月5日、15日、27日と同じ内容である。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze