2018年06月18日

6月17日「しおかぜ」

17日日曜日1300の「しおかぜ」は6165kHz、今日も八俣からの電波はローカル局並の強さである。ジャミングは全く分からない。番組は昨日と同じで、朝鮮語放送から出ている。
後半1330は日本語放送である。信号は強く受信状態は極めて良好である。緊急メッセージに次いで、金正恩の母親である高英姫(コ・ヨンヒ)氏について。
6月8日の朝鮮日報から、金正恩労働党委員長は在日朝鮮人であるという話。済州島出身の高京澤(コ・ギョンテク)氏を父にもつ、在日朝鮮人2世、帰還事業で11歳の時北朝鮮に移住したとされる。
その後、金正日氏らの宴会で場を盛り上げる女性集団、「喜び組」に選ばれた。この喜び組がきっかけとなり、金正日に気に入られ愛人となり、3番目の妻となる。
米朝サミットを機に、にわかに注目されている在日朝鮮人ともいわれる金正恩の生い立ちである。
救出への道コーナーは増元照明さんの話。6月12日の米朝会談が歴史的というが、二人が会うのが何で歴史的なのかよくわからない、体制保障ではどうにもならない。これからも北朝鮮にさらに圧力を加え続けなければならない。アメリカの圧力に押されて金だけ出すようなことになれば何の助けにもならない。1353:33に「日本政府からのメッセージ」が出ている。6月12日の米朝サミット開催の内容である。
最後のスケジュールはいまだに古いソースのままである。30分遅い時間でアナウンスされている。

1300の「イルボネパラム」は9900kHzがジャミングでほとんど聞き取り不可能である。これ以外は1330の「ふるさとの風」を含め良好に聞こえている。一週間続いた最後の番組である。
ニュース解説は6月7日ワシントンDCでの日米首脳会談の様子など。
今週の一曲、朝鮮語は1975年のヒット曲かまやつひろしの「我がよき友よ」、2016年9月以来の登場か。日本語は1975年のヒット曲ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、これも2015年3月以来の登場である。
故郷の声は市川修一さんへ、市川龍子さんからのメッセージが出ている。スケジュール紹介の後1357に終了。

1430の「ふるさとの風」はパラオ送信の9960と台湾送信の9560、9450kHzはいずれも強力である。懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は、田口八重子さんについて、1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっている。北朝鮮はこうした事実や大韓航空機爆破事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は韓国のでっち上げだとし認めていない、韓国も機体引き上げの捜査をしないなどおかしな事故である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。続いて2017年1月15日に開催された、「拉致問題を考える国民のつどいin広島」での収録から。そしてお兄さん本田勝さんからは2018年2月に収録された新しいメッセージである。最後に2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した飯塚耕一郎さんからのメッセージが出ている。
今日の一曲は2014年下半期NHKテレビドラマ「マッサン」の主題歌、中島みゆきで「麦の唄」が出ている。この番組は2018年4月5日、15日、25日、5月5日、17日、27日、6月6日と同じ内容である。

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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze