2017年12月31日

12月30日「しおかぜ」

12月30日、1300の「しおかぜ」は6085kHz、ノイズジャミングは出ているが弱い。概ね受信状態は良好である。土曜日は日本語放送で、12月16日に開催された「国際シンポジウム第3部、共同公開収録ミニコンサート」の模様が出ている。
まず、あなたを忘れないを歌う会による「あなたを忘れない」、
山口采希さんの「空と海の向こう」、
宇佐美由美子さんの「途切れた道しるべ」、
sayaさんの「その日を信じて」、以上4曲が放送された。1324:35に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この後周波数アナウンスなどがあり前半を終了。
後半1330も日本語放送で、1300と同じ内容である。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、ノイズジャミングと西蔵放送の混信が強く聞きづらい。この時間は先週放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は7295kHzが聞こえている。ほかの台湾送信は全く聞こえない。それでも後半1340頃には9705kHzが時々音になるレベルまで浮き上げってくる。7295kHzは下からの被りがきつい。

1430の「ふるさとの風」はパラオの9960kHzが良好である。7295kHzは1kHz下のCRIのビートが出ているが放送波の方が強い。9560kHzは弱いながらも聞こえている。
懐かしい日本の歌「トンボのメガネ」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を2002年9月に急きょ作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
故郷の声は市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんから2016年2月24日収録のメッセージ。続いてお姉さん市川龍子さんからも2016年2月24日収録のメッセージ。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。
今日の一曲は1979年のヒット曲ツイストの「燃えろいい女」、今年7月にも登場している。この番組は2017年11月6日、15日、12月3日、12日、21日と同じ放送である。

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2017年12月30日

TWR日本語放送

今月から短波送信を中止していたパラオからの日本語放送「主の来臨に備えて」、9930kHzは今日30日は放送されている。この時間帯の短波送信を英語放送も含め再開したようだ。

先週23日から短波送信を始めたグアム島送信の日本語放送、30日も予定通り開始された。9910kHzの受信状態は良好である。
この映画の音声放送は、ほぼ時期を同じくして朝鮮語、中国語、広東語、インドネシア語、ベトナム語などでも短波放送を始めている。
土曜日の放送は12月23日、日曜日の放送は24日から始まっていることが分かった。記録を調べたところ、9975kHzの広東語は12月23日、1345に中国語が終了、一旦キャリアーが切れ1346から広東語が始まっている。それまでは日曜日の放送がなかった時間である。
中東向けなどは週一回の一時間番組だが、アジア向けは30分番組である。短波送信が始まったのはグアム島からのみで、あとは中波、FMでの放送である。

各言語ともKTWRのISに次いで、いきなり番組が始まっており最後に周波数アナウンスが出ている。30日の日本語放送も、頭は11905kHzの中国語が終了した直後の1057に日本語が一瞬出て切れた。そのあと9910kHzへQSYしている。1125に無音になり、スケジュールのアナウンスは出なかった、1126からISが出て次の日本語放送LTWMが始まった。
11905と11965kHzは別送信機である。

Jesus Film Audio, December 23, 2017 ~
0957-1027 Sa. 11905 Chinese
1027-1057 Sa. 11965 Indonesian
1058-1127 Sa. 9910 Japanese
1230-1300 Sa. 12040 Karen, S'gaw
1300-1330 Su. 11580 Vietnamese
1317-1346 Su. 7510 Korean
1346-1416 Su. 9975 Cantonese

Leading The Way Ministry
1128-1157 Sa. 9910 Japanese

Preparing For Jesus
0800-0900 Sa. 9930 Japanese via T8WH, Dec.30
  
Posted by Hiroshi at 20:10Comments(0)日本語放送

2017年12月30日

12月29日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は7295kHzのみが聞こえている。ほかの台湾送信は全く聞こえない。ジャミングは出ていない。この時間は毎日同じ番組が出ている。

1300の「しおかぜ」は6085kHzが強力である。1.5kHz上のキャリアーが強いが、カットすれば全く影響はない。ジャミングはスキップしているのか全く聞こえない、29日金曜日は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は7295kHzのみが聞こえているがそれも弱い。9560とパラオの9960kHzは全く入感なし、キャリアーの存在がわかるのみ。7295kHzへのジャミングは確認できない。1kHz下のキャリアーはCNR1で、ふるさとの風へのジャミングではない。
懐かしい日本の歌「月の砂漠」で番組開始。拉致問題解説は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人はよど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。
ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お父さん有本明弘さんから、2015年8月日本政府制作のビデオメッセージに収録されているメッセージ。2017年3月に収録した有本明弘さんのメッセージ、続いてお母さん有本加代子さんから、2017年3月収録のメッセージ。2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」で収録した有本明弘さんのメッセージが出ている。
今日の一曲は2001年下半期放送のNHK連続テレビ小説「ほんまもん」のテーマ曲、千住明の「君を信じて」が出ている。この番組は2017年11月5日、14日、23日、12月20日と同じ内容である。
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2017年12月29日

12月28日ふるさとの風

1300の「イルボネパラム」は7295と9465kHzが強い、9950kHzは弱い。1330の「ふるさとの風」は7295と9705kHzが良好である。
拉致問題インフォメーションは、11月18日新潟市で「忘れるな拉致 県民集会」が開催され、加藤拉致問題担当大臣の挨拶から出ている。「 未だ北朝鮮に取り残された多くの拉致被害者の方々の帰国に向けて、具体的な道筋を見いだし得ないことは痛恨の極み。核実験、ミサイル発射などの度重なる北朝鮮の暴挙は断じて許すことができない。しかし、そうした状況があるからといって、この拉致問題を埋没させてはならない。全ての拉致被害者の帰国に向け、国際社会との連携を一層強化し、最重要、最優先課題として我が国が先頭に立って主体的に取り組んでいく。」と決意のほどを述べている。
ニュース解説は「外務省大弁人声明」について、いつものことながら国連制裁決議に反対する北朝鮮外務省声明である。
今日の一曲は日本語放送のみで、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」である。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングは出ているようだが弱い、八俣からの電波も並の強さ、実用レベルで聞こえている。木曜日は英語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHzが聞こえている。7295kHzはCNR1の方が強く聞きづらい。9560kHzは時々音になるレベルである。懐かしい日本の歌「ドレミの歌」で始まった。これも久々に聞く曲だ。2011年以来の登場である。
拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日夕方、新潟市内の中学校クラブ活動のバドミントンの下校時北朝鮮に拉致された。当時13歳である。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへ、お父さん横田滋さんから、2017年4月に東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」での収録から、年齢を感じさせる聞き取りにくいメッセージである。続いて2015年2月のメッセージ。お母さん横田早紀江さんから、同じく2017年4月収録のメッセージ。
2017年7月に開催された「拉致問題を考える国民の集いin福岡」において収録した横田拓哉さんの訴えが出ている。最後に2015年11月新潟で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」から弟さん横田哲也さんの声が出ている。今日の一曲は無し、この番組は2017年11月4日、13日、22日、12月1日と同じ番組である。

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2017年12月28日

12月27日ふるさとの風

1300の「しおかぜ」は6085kHz、水曜日は朝鮮語放送、年末ということで例年通りいつもと番組内容は違う。ジャミングは確認できない、それほど信号は強くはないが十分実用になるレベルである。
1405の5935kHzもジャミングは無い、西蔵放送とけんかをしているが、今日は八俣の方が優勢である。この時間は先週1330に放送された「ふるさとの風」が出ている。

1300と1330の放送は全く受信できず、わずかにキャリアーの存在がわかる程度で音になるレベルではない。台湾送信は全滅である。
27日水曜日は1430の番組も1330と同じものが出ている。7295kHzがよく聞こえている、9960kHzは弱い。
拉致問題インフォメーションは、11月18日新潟市で「忘れるな拉致 県民集会」が開催され、加藤拉致問題担当大臣の挨拶から出ている。「 未だ北朝鮮に取り残された多くの拉致被害者の方々の帰国に向けて、具体的な道筋を見いだし得ないことは痛恨の極み。核実験、ミサイル発射などの度重なる北朝鮮の暴挙は断じて許すことができない。しかし、そうした状況があるからといって、この拉致問題を埋没させてはならない。全ての拉致被害者の帰国に向け、国際社会との連携を一層強化し、最重要、最優先課題として我が国が先頭に立って主体的に取り組んでいく。」と決意のほどを述べている。
ニュース解説は「外務省大弁人声明」について、いつものことながら国連制裁決議に反対する北朝鮮外務省声明である。
今日の一曲は、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」である。そして1457から今月の懐かしいアニメソング「ねームーミン」が出ている。


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2017年12月27日

12月26日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングが結構強いが実用レベルで聞こえている。26日火曜日は失踪者家族から寄せられた手紙の一部が読み上げられている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんから
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、「北鮮」にいる兄弟へのメッセージ。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんから
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんのマサノブさん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんからの手紙

1325:33に「日本政府からのメッセージ」、これは「ふるさとの風」のコマーシャル。後半1330からも失踪者家族からの手紙が読まれている。
1977年5月失踪の仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんから
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ。お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子(トモコ)さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんから
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんから
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから

以上の方からの手紙が読み上げられた。1355:33にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。この放送は2015年4月22日、5月20日、6月17日、7月15日、8月12日、9月16日、10月13日、11月23日、2016年2月9日、3月22日、5月3日、6月14日、7月26日、9月6日、10月18日、11月29日、2017年2月7日、3月21日、5月9日、6月20日、8月1日、9月12日、10月24日と同じ番組、この番組は通常6週間ごとの再放送である。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、ジャミングと西蔵放送中国語の混信で聞き取り困難な時が多い。

1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」は7295kHzが良好である。これ以外の周波数は全く音にならない。昨日から新しい内容の番組が出ている。拉致問題インフォメーションは、11月18日新潟市で「忘れるな拉致 県民集会」が開催され、加藤拉致問題担当大臣の挨拶から出ている。ニュース解説は「外務省大弁人声明」について、いつものことながら国連制裁決議に反対する声明である。
今日の一曲、朝鮮語は無し、日本語は、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」が出ている。4年ぶりの登場である。

1430の「ふるさとの風」は7295が強力である。ジャミングは確認できない。9560、9960kHzはスキップ、ほとんど聞こえない。 懐かしい日本の歌「翼をください」で始まった。由紀さおり・安田祥子が歌っている。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんからのメッセージ、2016年11月4日、長崎ブリックホール国際会議場において、政府拉致問題対策本部、長崎県、長崎県拉致問題早期解決議員連盟の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin長崎」の国民集会での発言から。続いて2015年8月に日本政府制作のビデオメッセージに収録されている、同じく平野フミ子さんから、そして中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴え、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、いずれも2013年2月の収録である。
今日の一曲は、これまでと同じ、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
この番組、最初の曲が変更されただけであとはこれまでと全く同じ内容である。最後の周波数アナウンスは新しい台湾送信のみ。2017年11月2日、11日、20日、29日、12月8日、17日と同じ内容である。
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2017年12月26日

曽我ひとみさんのコメント

毎日北朝鮮向け放送の受信状態をチェックしていることから、今日12月26日のトップニュースはこれしかないだろう。NHKはラジオ、テレビでもこのコメントを伝えていた。
12月11日、夫のチャールズ・ジェンキンスさん死去を受け、曽我ひとみさんが26日、新潟県佐渡市役所を通じ発表したコメントの全文は以下の通り。

 この度は、夫の死去に対しまして関係者並びに生前をご存じの方たちにはご心配をおかけしました。突然の訃報に驚かれたことと思います。私達家族もいまだ亡くなったという現実を受け入れるには、もう少し時間をかけなければという思いで日々を過ごしています。
 今、やっと少し考える時間が取れるようになり、夫との出会いから今日に至るまでを思い返しています。思えば、夫とは37年前北朝鮮の地で出会い、結婚し、子供が生まれ、苦楽を共にし何とか家族としての形を作り上げてきました。出会った当初私は、いまだ北朝鮮の生活に慣れず、現地の人を警戒している時期でした。そんな中で彼との出会いは、あまり多くの時間を要することはできなかったのですが、信用するに値する行動と誠意を示してくれました。
 結婚後、2人の娘にも恵まれ、生活水準は厳しい物でしたが、生来の器用さで生活に必要な物を工夫して様々な物を作り出してくれました。ベッド、椅子、おもちゃの車などを作ってくれました。特に車のおもちゃは、自信作だったのか娘たちを乗せてよく遊んでいた姿を思い出します。また、夫のバイク好きは日本でも周知の事ですが、北に居た時は、あまりにもバイクに乗りたい思いが募り、どこからか廃車寸前のバイクを持って来て修理を始めてしまいました。いつの間にか使えそうなパーツを集め、ネジや細かい部品は工場まで出かけていき自分の思うとおりに加工してもらって、ついに動くバイクを作ってしまいました。これには、さすがに私も娘たちもあきれ返るしかありませんでした。でも、バイクのエンジンがかかり動くことが確認できたときの夫の何とも嬉しそうな、今でいうところのドヤ顔を忘れることはないでしょう。
 北での生活は言わずもがな、紆余曲折ありました。それでも、家族4人大きな病気もなく過ごせたことは、一番の幸せだったのではないでしょうか。その中で15年前、私が拉致被害者であることが確定し、日本に一時帰国することが決まりました。それには、夫の後押しがあったから実現できたのだと思っています。日本へ帰りたい思いを一番理解してくれていたのが夫でした。一人で帰国することをためらう私に「君は日本に行くべきだ」と背中を押してくれたのです。あの言葉があったから今、日本で生活することができるのだと言っても過言ではないでしょう。今思い返しても、彼の決断にとても感謝しています。
 その後は、皆さんもご存じのとおり、彼の処遇問題で日本に家族を呼び寄せるのに2年近くの時間を要しましたが、インドネシアで再会し家族との話し合いを重ね、私の意見を尊重し日本にくることに同意してくれたのです。
 日本に来てからも様々なことがありました。でも、その度に家族で話し合い、支え合いながら努力してきました。佐渡に永住することを決めてから13年、夫なりに一生懸命に生きてきたのだと思います。日本語が出来ないハンデがあっても仕事だけはずっと続けてきました。きっと、私や娘たちには想像も出来ない事も多々あったでしょう。けれど、接客業ということもあり、嫌な顔もせずお客さまの要望に応えていたと聞いています。笑顔でエールを送ってくれるお客さまとのふれあいは、言葉が分からなくても嬉しい時間だったのではないでしょうか。北朝鮮で苦労しながら過ごした40年を日本で暮らす13年で上書き出来たのではないかと思っています。
 とにかく、前触れなく突然亡くなったので、気が付けば葬儀が終わって、事後処理に追われ今日まできてしまいました。今いくつか後悔していることがあります。大好きなチーズをもっとたくさん色んな種類の物を食べさせてあげたかった。仕事を理由に2人でゆっくり話す時間を設けなかったこと、夫も話したいことがたくさんあっただろうと思います。今さらですが一言謝らせてください。本当にごめんなさい。それから、私の母に会わせてあげたかった。奇しくも今月28日は母の誕生日が来ます。以前から母の誕生日前後は憂鬱になるというのに、夫の亡くなった月も12月とは、更に気分が落ち込んでしまいそうです。
 それでも、日々は過ぎてゆき、また明日が来ます。これから私と娘の2人暮らしが始まります。力を合わせ、互いに支えあいながらお世話になった方たちに感謝しながら生きていきます。どうか、私達2人を見守っていてください。今までありがとうございました。そして、77年の人生お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。

 平成29年12月25日 曽我ひとみ


  
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2017年12月26日

12月25日ふるさとの風

1300の朝鮮語、1330の日本語放送は7295kHzが聞こえるのみである。拉致問題インフォメーションは、11月18日新潟市で「忘れるな拉致 県民集会」が開催され、加藤拉致問題担当大臣の挨拶から出ている。
ニュース解説は「外務省大弁人声明」について、いつものことながら国連制裁決議に反対する声明である。
今日の一曲、朝鮮語は無し、日本語は、1978年のヒット曲、アリスの「冬の稲妻」が出ている。4年ぶりの登場である。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングの中、聞き取りは可能である。月曜日は一時間日本語放送で、拉致被害者、失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHzが良好である。7295kHzはCRIのスプリアスが強い。9560kHzは全く入感なし、キャリアーもわからない。懐かしい日本の歌「おはなしゆびさん」で放送開始。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に消息を絶った。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致を認めて2002年に急遽死亡確認書をねつ造したもので、偽遺骨を出すなど客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんのメッセージ。2017年4月東京で開催された「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国民大集会」において収録したもの。同じく2017年7月8日に開催された「拉致問題を考える国民の集いin福岡」において収録したメッセージ。次いで弟松木信弘さんから2017年8月収録のメッセージ。最後に二番目の姉松木照代さんから、2014年2月収録のメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」、最後の周波数アナウンスは台湾送信波のみが出ている。この時間の番組は2017年11月1日、10日、19日、28日、12月7日、16日と同じ内容である。

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2017年12月25日

7400kHz

7400kHzで2時間だけノンストップで中国音楽が毎日出ている。12月21日から出ているようだが、アナウンスは一切ない。信号も強く中国大陸から出ているのだろう。送信機のテストでもしているのか、毎日決まった時間1100-1300の2時間だけ聞こえている。

いまや短波帯どこへダイアルを合わせても中国ばかり、その半数はジャミングのために出ているCNR1である。これがなくなればかなり静かになりそうだが、まず止まる、いや止めることはないだろう。

何時も強力に聞こえるCRIの中でも特に顕著なのが13655kHzである。西安送信とされ、0000-0700と長時間出ている。ところが電波の帯域幅がやたら広い。
中国の電波、何もこの周波数に限らず、CNR1などでも多くの周波数が20kHz幅で送出しているのが多い。

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2017年12月25日

12月24日「しおかぜ」

1300代の朝鮮語と日本語放送、一週間続いた番組最後の日である。今日も7295kHzがジャミングも無く、クリアーに聞こえている。9465、9705、9950kHzは影も形もない。後半1340頃から9705kHzが浮いてきた。
拉致問題インフォメーションは平成29年11月29日、安倍総理は、総理大臣官邸で会見を行い、北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について次のように述べた。
「北朝鮮が再び弾道ミサイルの発射を強行しました。飛行状況を踏まえればICBM級と思われます。その可能性があります。
 政府としては、ミサイルの動きを完全に把握し、危機管理に万全の態勢をとりました。
 国際社会の一致した平和的解決への強い意志を踏みにじり、このような暴挙を行ったことは断じて容認できません。北朝鮮に対して、厳重に抗議を行いました。
 国連安保理に対して緊急会合を要請します。国際社会は団結して制裁措置を完全に履行していく必要があります。我が国はいかなる挑発行為にも屈することなく、圧力を最大限まで高めていきます。
 引き続き強固な日米同盟の下、高度の警戒態勢を維持し、国民の命と平和な暮らしを守り抜いてまいります。」
続いて11月29日トランプ大統領との電話会談の内容。
「先ほど、トランプ大統領と日米電話会談を行い、今朝の北朝鮮のミサイル発射について意見交換を行いました。日米で主導して国際社会と連携しながら北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくという認識で一致いたしました。今後、強固な日米同盟の下、北朝鮮に対して毅然と対応し、そしてその政策を変えさせるために力を尽くしてまいります。」
ニュース解説は「ティラーソン国務長官の発言」について。今週の一曲朝鮮語はチェッカーズの「夜明けのブレス」が聞こえている。日本語は1975年のヒット曲、荒井由実「あの日に帰りたい」が出ている。ふるさとの声は、11月18日新潟市で開催された「忘れるな拉致 県民集会」における横田早紀江さんのメッセージから。 認定拉致被害者の氏名、台湾送信の周波数アナウンスで1357に終了。

1300の「しおかぜ」は6085kHz、ジャミングはスキップ状態でほとんどわからない、2kHz上のキャリアーをカットすれば受信状態は良好である。先週と同じ番組、前半朝鮮語、後半日本語放送である。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、混信源の中国語と同じレベルで聞こえている。後半はやや西蔵放送が優勢である。

1430の「ふるさとの風」は7295、9560、9960kHzである。9560kHzが時々浮かんでくる程度。7295kHzはCNR1スプリアスを抑えて強力である。パラオの9960kHzはクリアーに入感している。
懐かしい日本の歌は「ペチカ」である。拉致問題解説は曽我ミヨシさんについて。1978年8月12日夜、近所に買い物に出掛けたままひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯女性工作員キムミョンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。今も日本国内で多くの工作員が活動していることはよく知られている。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、ひとみさんからのメッセージ、2017年2月に収録したもの。日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。母と離れ離れになってもう38年にもなると訴えている。続いて2016年9月17日東京で開かれた「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」におけるひとみさんの訴えが出ている。
今日の一曲は、2016年上半期NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌を宇多田ヒカルで「花束を君に」が出てきた、初登場である。この番組は2017年11月9日、18日、27日、12月6日、15日と同じである。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze