2017年10月01日

北朝鮮のジャミング

冷戦時代はともかく、それ以降は短波放送も少なくなり、ジャミング自体が激減している。
そんな中にあって北朝鮮からのジャミングは増加する傾向にある。妨害対象の放送が特段増えているわけではないが、ジャミングを出すことはすれど、止めることをしないので実質増加したことになる。

特に韓国内から送信されている地下放送に対しては特段強烈な、いわゆるスーパージャミングと勝手に称しているが、他の放送とは区別している。
ジャミングの大半は韓国側の放送時間に合わせて出しているが、そうでないジャミングもある。
周波数変更して今は何も出ていない周波数への垂れ流し、2時間しか出ていないのに20時間も垂れ流すなど全く締まりのないジャミングの出し方である。

このスーパージャミングの特徴は、一波ずつ制御ができない仕組みのようだ。数はまとめて同時に開始、終了している。3910kHzから6600kHzまで13波が日夜、潤沢な電力の無駄遣いをしている。

3910, 3930, 3985
4450
5830, 5995, 6003, 6015
6135, 6250, 6350
6520, 6600

5830kHzはRFAが2時間出ているのみ。
6003と6135kHzは妨害対象の局は出ていない。6003は5995kHzへ、6135kHzは5920kHzへQSYしている。

9月25日から始まったBBC朝鮮語放送、5810kHzへのジャミングは出ていない。
  
Posted by Hiroshi at 21:10Comments(0)S.N.Korea

2017年10月01日

9月30日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は6040kHz、昨日とは打って変わり八俣からの電波は弱い。当然まだジャミングは無く聞き取りは十分できる。先週と同じ番組が出ている。
中国の大学研究チームによる北朝鮮の核実験施設の安全性などに関する調査報告が発表されている。またRFAの伝えるニュースとして、北朝鮮は口先で脅しをかけているだけ、きわめて懐疑的で、北朝鮮は決して攻撃はできないと伝えている。
北朝鮮人民軍に関するニュース、いまだに50年以上も前の武器を使っており、食糧難から兵士の栄養失調もあり、士気の低下は免れない。
救出への道コーナー、日本政府からのメッセージに次いでまた緊急メッセージが出て放送終了である。「日本政府からのメッセージ」はフィリピンでのアセアン地域フォーラムの内容である。後半1330は朝鮮語である。

1300の朝鮮語、1330の日本語放送はこれまた弱い。昨日の強さはどこへやら、台湾の電波もスキップ状態である。聞き取りはかなり困難である。

1405の「しおかぜ」は6165kHz、同波のCNR6が強くほとんど聞き取りできない。それだけ八俣の電波が弱いということ。

1430の「ふるさとの風」は9450と9560kHzの台湾送信、この時間もほとんど聞こえない。9960kHzのパラオ送信はいつもの強さで入感している。懐かしい日本の歌は「夕焼け小焼け」と「トンボのメガネ」の2曲である。
拉致問題開設は有本恵子さんについて。1983年7月頃コペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、松木薫さんら3人はよど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に家族全員石炭ガス中毒で死亡と北朝鮮は2002年9月に虚偽報告している。しかし客観的事実は何一つ示されていない。よど号ハイジャック犯の妻らによって拉致されたことが判明している。
ふるさとの声は有本恵子さんご家族からのメッセージ、お父さん有本明弘さんから、2015年8月日本政府制作のビデオメッセージに収録されているメッセージ。2015年4月24日東京で開催された「最終決戦の時不退転の決意で全員救出を国民大集会」から有本明弘さんのメッセージ、続いてお母さん有本加代子さんから、2015年3月収録メッセージと2015年8月日本政府制作のビデオメッセージに収録されている有本加代子さんのメッセージが出ている。
今日の一曲は1976年のヒット曲、岡田奈々さんの「青春の坂道」、これは半年ぶりの登場である。この番組は2017年2月4日、13日、22日、3月12日、21日、30日、4月3日、12日、21日、30日、5月9日、18日、27日、6月5日、23日、7月2日、11日、20日、29日、8月7日、16日、25日、9月21日と同じ番組である。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze