2017年01月01日

12月31日「しおかぜ」

2016年最後の北朝鮮向け短波放送、今日をもってモンゴル中継の中波1431kHzの放送がいったん終了。改めて4月1日から再開される予定である。
1431kHzの放送番組は29日、30日も通常通りの番組が出ていた模様。28日日本語、29日朝鮮語、30日日本語である。そして31日最後の放送は朝鮮語が出ており、IBBがモニターしている、ウランバートル、ソール、瀋陽市、北京の4か所いずれもよく聞こえている。

31日1300の「しおかぜ」は6145kHz、八俣からの電波は強力に入感している。S9+20dB以上である。土曜日は日本語放送から、ニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」である。冒頭はいつもと同じで中波放送開始のアナウンスが繰り返されている。まず北朝鮮の妨害電波について。先週と同じ番組が出ている。中波放送の妨害電波もほとんどかかっていないことなども述べている。続いて12月10日に開催された日本政府主催の「国際シンポジウム」について。
12月16日のデイリーNKからのニュースとして、北朝鮮の5000ウォン札の肖像に落書きがされたという。金正日の死亡に北朝鮮住民は泣いたのかというニュース、12月17日の自由北朝鮮放送から。北朝鮮人民は常に騙され続けているという。1352:24に「日本政府からのメッセージ」が出ている。12月1日、加藤拉致問題担当大臣が、米国ニューヨークの国連本部において、オーストラリア、EU、日本、韓国及び米国との共催により開催されたパネル・ディスカッション「北朝鮮の人権状況-現状及び国際社会の取組」に日本政府を代表して出席したという内容である。
後はいつもの周波数アナウンス、緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話、FAX番号、メールアドレスなどが紹介されている。
1405の「しおかぜ」は5935kHz、上からの被りと中国語の混信で受信状態は悪い。

1300の朝鮮語は9465と9950kHz、昨日に継いで台湾からの電波もよく届いている。9465kHzは特に強力である。この時間は毎日同じ番組が出ている。しかし次第に信号は落ち込み1320頃にはかなり弱くなってしまった。
後半1330の「ふるさとの風」は9705kHz、この周波数も開始時は何とか聞こえていたが次第にスキップ、ほとんど聞こえなくなってしまった。今週の一曲、朝鮮語は原田知世の「時をかける少女」、日本語放送は12月10日日本政府主催のシンポジウムの第二部として開催された「ふるさとの風」ミニコンサートから、あなたを忘れないを歌う会による「あなたを忘れない」が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHz、台湾からの9560kHzは完全にスキップ状態、全く聞こえない。9960kHzも若干弱いが聞こえている。
懐かしい日本の歌は「ずいずいずっころばし」で始まった。拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。2002年北朝鮮は拉致を認め1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんからのメッセージは2016年2月24日収録の新しいものに差し替えられている。続いてお姉さん市川龍子さんからも2016年2月24日収録のメッセージ。このあと中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山孝一さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。今日の一曲は1972年のヒット曲、吉田拓郎の「結婚しようよ」、これは2015年5月以来の登場となった。
最後の周波数アナウンスは再放送のため以前のまま、台湾送信の日本語放送は9900、9560、9470kHz、朝鮮語放送の9900、9765kHzのみでパラオの周波数アナは無い。この番組は2016年4月14日、23日、5月2日、11日、20日、6月16日、25日、7月4日、13日、22日、31日、8月9日、18日、9月14日、23日、10月2日、11日、20日、29日、11月16日、12月4日、13日、22日と同じ内容である。
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Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze