2016年08月08日

抗議しかしない日本

こんな程度のことしかしない平和ボケの日本ですから何も解決しません。毎日の北朝鮮向け短波放送でも「拉致問題の解決は最重要課題」と言い続けている。もう何年も言い続けているだけで何もしていない。以下8月7日の調査会ニュースから。

抗議 【調査会NEWS2269】

 中国の公船6隻と漁船230隻が尖閣諸島周辺にやってきたというニュース、外務省が「抗議」したと報道されていますが、その「抗議」にはどれくらい効果があるのでしょうか。

 そのうち中国は「わが国固有の領土である釣魚島を日本が侵略しており、度重なる平和的警告にもかかわらず悔い改めようとしない。これは南京大虐殺の再来であり、断固として国家の主権を守り抜く」とか勝手なことを言って尖閣に居座るでしょう。そしてそのときも政府は「抗議」をするだけだと思います。

 さらに言えば民間でこの状況を明らかにしようとしたり、身体を張って抗議に行こうとすればそちらの方は一所懸命に阻止するのでしょう。この点は海保の一色さん、空自の織田元空将、あるいはこれまで漁船で尖閣に向かった多くの人たちへの海保の対応からも明らかです。

 百田尚樹さんの小説『カエルの楽園』にこのような様子が戯画化されていますが、あれが本当になるのではないかという恐怖感を抱きます。そして、この点はすでに現実のものとなっている拉致問題はさらに深刻です。

 おそらく戦後まもなく始まった日本への工作活動は、その大部分が国民に明らかにされていません。拉致もこの10年間1人も新たな拉致認定がなされていないこと、あるいは山本美保さんDNA偽装事件などからも分かるように徹底して隠蔽されてきました。もちろんかつては日本社会党のような北朝鮮べったりの政党が野党第一党であったり、一部マスコミが北朝鮮を擁護したり、また朝鮮総聯による恫喝が行われてきたという背景もありましたが、それより「米国に守られている日本で国民が連れ去られるようなことはありえないから、なかったことにする」という永田町霞ヶ関における暗黙の了解が何十年も続けられてきたのでしょう。

 今、拉致問題では日本政府は「抗議」すらしません。尖閣もそうですが、政府が結果の出る対応をしないのなら国民の手でやるしかないと思います。

<現在「しおかぜ」の放送時間と周波数は以下の通りです>
22:00〜23:00 短波5935kHz,5965kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
23:05〜23:35 短波5935kHz,7325kHz(300kW),5985kHz(100kW)のいずれか
01:00〜02:00 短波5915kHz,6090kHz,6165kHz(300kW)のいずれか

(太字は8月7日現在使用されている周波数)
  
Posted by Hiroshi at 01:02Comments(0)番外編

2016年08月08日

8月7日「しおかぜ」

1300代の9900と9950kHz、台湾送信は強くクリアーに聞こえている。しかし1309:40に9950kHz付近へ出てきた強力なジャミングで受信状態は悪化した。9900kHzはジャミングの影響はない。前半朝鮮語、後半日本語放送である。一週間続いた同じ番組最後の放送である。

1300の「しおかぜ」は5965kHz、ジャミングは30分以上も前から出しているが弱い、強力な八俣からの電波S9+50dBで完全にブロック、全く影響はない。前半朝鮮語、後半日本語放送である。昨日と同じ番組である。まず中波放送開始のアナウンスから。
 「しおかぜをお聞きの皆さん、しおかぜはこれまでの短波放送に加え、ピョンヤン時間7月30日0時から30分間、周波数1431kHzで中波放送を開始することになりました。中波放送も短波放送同様に毎日放送します。
 これからの「しおかぜ」はピョンヤン時間22時30分から0時5分までは短波放送、0時から0時30分までは中波放送、そして1時30分から2時30分までは短波放送でお聞きいただくことができます。新たに始まる中波放送は1431kHz、ピョンヤン時間0時から0時30分に放送します。
 どうかこれからも短波・中波の「しおかぜ」をぜひお聞きいただき、可能な限り私たちに情報をお送りください。私たちは必ず皆さんを救出いたします。」
続いて7月15日に札幌で開催された、「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録から、1968年稚内市内で失踪した齊藤裕さん姉、齊藤由美子さんからのメッセージ、
続いて1967年失踪の紙谷慶五郎、圭剛、礼人、速水さんへ娘さん北越優子さんのメッセージ、
1978年 拉致された増元るみ子さん弟、増元照明さん のメッセージが放送された。
「救出への道コーナー」はいつもの増元照明さん、今回の都知事選挙で、元TBSのアナウンサー、拉致議連などの経験者が選ばれたことなどを述べている。1322:15に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1324:25にはいつもの緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話・FAX番号などがアナウンスされている。
1405の「しおかぜ」は7325kHz、この時間のジャミングは確認できない。「ふるさとの風」が出ている。連日、1429にはCRIにつぶされてしまう。

1430の「ふるさとの風」は9960kHzパラオ送信と9560kHzの台湾送信の2波、9960kHzは下からのジャミングが結構強い。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。 拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日の夕方新潟市内の中学校下校時に行方不明になった。20年後に拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さん、横田早紀江さん夫妻から2015年2月収録のメッセージが出ている。ウランバートルで面会した孫娘とされる話も出ている。
続いて2015年9月に東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における横田早紀江さんの訴えが出ている。あの手この手を使い孫娘キム・ウンギョンと会わせるなど、現体制下ではトップとの関わりのあるめぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。
さらに2015年8月に開催された「拉致問題を考える国民の集いin三重」における横田拓哉さんの訴えが出ている。最後に2015年11月新潟で開催された「忘れるな拉致 11.15県民集会」から弟さん横田哲也さんの声が出ている。この番組は2016年4月10日、12日、21日、30日、5月9日、18日、27日、6月5日、14日、7月2日、11日、20日、29日と同じ内容である。  
Posted by Hiroshi at 00:00Comments(0)Shiokaze/Furusato no Kaze